KORG T1を修理
ジャンクでこんなのゲットしました。
KORGのシンセサイザー、T1です。
1989年発売、M1の後継というよりは拡張版的な奴です。
ボディは鉄板と木で作られていて、重さ35kgとかなり重い。
ジャンクの理由はこの辺りの鍵盤が反応しないんだそうです。
早速分解しましょう!
写真がうまく撮れなくて無理やり繋げました。
蓋を開けるには裏返してネジを外す必要があります。
メンテ性は良いです。
基板は中に4枚、パネル2枚と合わせて6枚。
中は左からアンプ/IF・メイン・RAM・電源の順番ですね。
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分解中に書いたメモです。
何かに使ってね。
背面のネジを外すと基板が取れます。
一応怪しい半田は直しましたが状況は変わらず。
(クリックで拡大)
メイン基板の電池は切れていませんでしたが
もう20年以上経っているので、データはFDDにバックアップしてから交換しました。
幸いFDDは生きていました。(確かゴムベルト式じゃなかった)
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拡張RAM基板。
T2やT3ではオプションです。
(クリックで拡大)
鍵盤ユニットを外しました。
YAMAHA製で、構造はDX7のものと似ています。
100gくらいの錘が88個も付いているので、ユニット単体でもかなり重いです。
持ち上げるときにバランスを崩して棚にぶつけるくらいでした。
このとき鍵盤が割れましたが、破片を集めてアロンアルファでなんとかしました。
で、怪しいはんだ付けを直して組みたてようと思ったらポロッと金属クリップが!
お前かよ!!!!!
まあ、結果的には直ってよかったです。
直らなかったら部屋の半分を占領する粗大ごみと化していたところでした・・・。
仕上げに、スイッチが劣化して利かなくなっていたので全部交換したぜ。
バックライトは死んでいて、高周波音がうるさいだけので配線を外してしまいました。
一応M1系なので例のピアノも健在です。
ちなみにプリセットデータは消えてしまうと本体だけでは復活できません。
前はKORGのサイトに置いてあったようですが、現在は無いそうです。
もし探しているなら、コメント欄に書いていただければコピーしたものを差し上げます。
(少し編集されているようですが・・・。)
ブラジル版のサイトにT2・T3用のデータが置いてあったのですが、これは使えるのか・・・?
http://www.korg.com.br/index.php?link=downloads