Roland Fantom-XRの液晶を修理
皆さんあけおめです。
新年早々の修理記事ですが、今年もこんな感じでやっていこうと思います。
今年もよろしくお願いします。
年末にこんなジャンクをゲットしました。
Rolandのシンセサイザー/サンプラーモジュール、Fantom-XRです。
2004年発売の比較的新しいラックですね。
ハード音源ではXV、SDの次辺りでしょうか。
なぜ購入したかというと、このように画面が表示されないだけで相場の半額くらいだったからです。
直ったらお得じゃね?直らなくても一応使えるじゃんってことで即ゲット。
こうしてジャンクタワーが建設されるのだ。
ちなみにこの症状はよく見られるらしく、購入を踏みとどまっているひともいるようです。
そういう人は後継機のSonicCellを選べばいいんじゃないですかね?
サンプラーは無いけど。
早速分解。
鉛フリーな多層基板にフレキケーブルと、なんとなくDVDレコーダーを思い出しました。
部品交換となると大変そう・・・
(クリックで拡大)
液晶はこのケーブルで接続されています。
互換のLCDモジュールを探しましたが、160×48といったものは特殊で見つかりませんでした。
仕方ないので接触を確かめるために接点復活材を塗って差してみると、
電源投入時に一瞬黒い画面が出ました。
症状が少し変わったので、数回やってみると今度はモザイクな画面が出ました。
で、20回くらい繰り返すと・・・
映った!!
原因は、コネクタの材質が他と違っていたので、
酸化しやすいのかよく分からないけど接触不良になっていたということですね。
確かではないですが、後期型のものはLCD側のケーブルが少し変わっているらしい?
ただ、次の日に電源入れてみたらまた何も表示されませんでした・・・。
こりゃもう分からんね。
拡張ボードの蓋を開けてみましたが、LCDのコネクタが絶妙に隠れています。
再度修理するにはまた蓋を開けないといけないようで面倒ですね。
仕方ないので、もうこのまま使います。