ATX電源を修理!
父上からこんなのを貰いました。
パソコンの電源のようですが、動くかどうかは分からないそうです。
試しにコンセントを差し、PS_ON端子をGNDに落としても全く動かない。
このLEDは何だろうか?
側面。
AcBelのPC6035。
聞いたことありませんが、台湾の会社らしいです。
それではレッツオープン!
まずは観察から。
中々綺麗ですね。
ん?
何か基板が焦げてますね・・・。
この熱収縮チューブで覆ってある部品がくさそう。
わー!
激しく焦げてる!!
で、この部品はなんだろう、セラミックコンデンサ?
と思ったのですが、セラコンってあまり故障しなさそうですし、基板に書いてある文字は「MOV2」。
MOVって何ぞ・・・という事でググりました。
MOVとは金属酸化物バリスタ(Metal Oxide Varister)の略で、サージ保護素子らしいです。
なるほど、この電源は雷が落ちて保護装置が作動したんですね。
MOVさんは身を挺して電源回路を守ったと・・・。
感動的ですね。
でも構造上壊れる時は短絡して壊れるので、ヒューズも道連れにするそうです。
貴方を殺して私も死ぬ!的なやつですか?
やっと見つけました、ヒューズ。
予想通り、切れていました。
ヒューズは犠牲になったのだ・・・。
今回交換する部品はこちら。
それにしても雷怖いですね。
原因が分かったところで、なんか部屋に落ちてたの付けます。
あとヒューズも。
元通り組み立てて、コンセントに差したらLEDが点灯しました。
なんかいい感じ。
PS_ON端子をGNDに接続したら、ファンが回って電圧が出力されました。
おお、直った!!
これからはサージ保護素子に感謝しないといけませんね。
それにしてもこれ、直ったは良いけど何に使おうか・・・。
おまけ。
熱でヒューズ一個壊してしまいました。
こんな感じですっぽ抜けるんですね・・・orz