電子リコーダーを作った
前にある方のブログで「ウインドシンセサイザー」という物を知りまして、
その時からいつかは作りたいと思っていたものです。
なぜリコーダーにしたかというと、
小学生の頃リコーダーが好きで家でも吹きたかったのですが、
家で吹くと想像以上に音がでかくて諦めた・・・といった微妙な思ひでがあるので、
静かなリコーダーで思う存分吹きたい、という野望を今になって実現するためです。
気圧センサーの選定と入手が一番難しかった・・・。
まあ、Digikeyが品揃え最強ということが分かりました。
これが試作品。
ダイソーの微妙に反ったプラ板で作った。
制作費は約2千円で、うち半分がセンサー代です。
つまみが付いていますが、今のところ機能は何も付けていない飾り。
基板です。
メインにPIC16F886を使用し、先端の端子からMIDIデータを出力します。
LEDの上のICはLED用のシフトレジスタ、左下は圧力センサ用のオペアンプ。
あとはキー入力用のコンパレータです。
電源にはおなじみHT7750を使い、電池2本で動くようにしました。
回路のメモ。
信頼性はない。
裏面。
金属ステーに5Vがかかっていて、奏者を通じてネジに0.5Vくらいが印加されます。
銅テープはビブラート用。
念願の圧力センサー、MPX10DPです。
これに穴を開けたストローを挿して吹きます。
回路的には抵抗がブリッジ状に接続されたような形で、圧力によってわずかに電圧が変わります。
それをオペアンプで差動増幅して使います。
穴が2個ありますが、もう片方は吸うと反応します。
下手な演奏入り動画です。
音源はKORG 05R/Wを繋げてます。
低音を出す時に変な持ち方をしていますが、
普通に持つとネジの位置が悪いのかセンサが暴走して「ビィ~↑↑」とか鳴ります。
ある意味リコーダーっぽいけど。
https://www.youtube.com/watch?v=9PxZxz4sb44
この方のくらいまともなのを作りたい・・・